SEALsの使用しているキャリア「RRV」について
さて、2001年〜2006年ごろまで、SEALs向けに支給されていた「Maritime Load Carrying System(略称MLCS:ミルクス)」のキットバッグ内に含まれる、キャリアについての記事になります。
今回は、SEALsに支給されたMLCSのうち、「Rhodesian Recon Vest(ローデシアンリーコンベスト)」についてです。
映画ローンサバイバーでメインキャストたちが着用していましたね。
このRRVのポーチがない状態では、下の写真のようになります。
Modular Light Load-carrying Equipment System(略称MOLLE:モール)を備えており、使用者が任意にポーチ類を装着することができるようになっており、MLCSに含まれるポーチ類は全てMOLLEに対応しております。
RRVは前面の横腹まで広くMOLLEを備えていますが、背面にはありません。そのため、軽量なベストであり、使いやすいキャリアです。
実際のところ、ローンサバイバーなみにポーチを盛るとメチャ重いです(汗
SEALs隊員にとっては軽いということなのでしょうね。
このRRVには防弾性能はなく、Small Arms Protective Insert(略称SAPI:サピ)プレートを内側に仕込むことで防弾性能を向上させることができますが、横腹をカバーすることはできません。イラクなどの市街地戦においては、ソフトアーマーの上に、SAPI入りのRRVの組み合わせで運用していたようです。
SAPIプレートは防弾、ソフトアーマーは耐衝撃の役割ですので、銃弾をSAPIが防ぎ、衝撃を送付とアーマーが緩和させ、胴体部を護るという思想になっていると推測されます。
サバゲでもよく使われるRRVですが、単体で着る場合、体の厚みがないとしっくりきません。ですので、ソフトアーマーを下に着用することで説得力は増すと思います。
ですが、その時点で軽量とは程遠い装備構成になりますので、ご覚悟くださいませ。
もし、RRV単体で説得力をつけたいなら、ムキムキマッチョメンを目指しましょう。僕も頑張って筋トレしてます。
装備がまだまだな頃の僕です。今後も頑張っていきたいですね。
では、皆さんも良きSealライフを!